副収入の達人トップ > 株式投資 1億円への道 > 営業利益率 ■ 売上と利益の基本
最近では財テクに力を入れる企業は少なくなっているので、営業利益と経常利益にそれほど差はなくなっています。また、最も企業の利益状態を正確に表しているのは営業利益だと覚えておいてください。 ■ 営業利益率 営業利益率 = 営業利益 ÷ 売上 × 100 売上に対する営業利益の割合をあらわします。企業はこの営業利益率を少しでも高くしたいのですが、ライバル企業との関係もあり、簡単に高くすることはできません。 ■ 営業利益率は高いほど良いの? 企業にとっては高いほど良いのですが、投資家は単純に高いほど良いと考えるわけにはいきません。 それはなぜでしょうか? 高営業利益率には「自社努力によって達成されたもの」と「外部的要因で達成されたもの」があるからです。前者は「高付加価値商品の開発」や「徹底したコスト削減」などがあげられます。後者は「一時的なブーム」や「ライバルが少ない状況」があげられます。 前者の高営業利益率は高く評価できるのですが、後者の場合は「ブームが過ぎ去ることによる営業利益率ダウン」「ライバル参入による営業利益率ダウン」が問題となります。ブームは必ず過ぎ去るし、営業利益率が高い業界(儲かる業界)には必ず新規参入者が群がってくるのです。 ■ 営業利益率の例 (2005.02.24) [高営業利益率と低営業利益率]
薄利多売のヤマダ電機と、高付加価値商品(コンサルティングなど)を扱っているTFPコンサルティングの比較です。 [同じ業界]
同じ業界でもこれだけ差がつくから驚きです。いかにTOP3が「ブランド力」「スケールメリット」「コスト管理」で勝っているかが分かります。また、日産の営業利益率を見ると、コストカッターの異名を持つ「カルロス・ゴーン」氏の経営改革がどれだけ成功したのか?が分かります。 [ブーム時と現在]
ユニクロを経営しているファーストリテイリングです。フリースがブームになった時期に比べると営業利益率にこれだけの差があります。ただし、19.3%という数値も十分すぎるほど高い数値であり、同社の優れた戦略と高いコスト管理能力があらわれています。 [驚異的な営業利益率]
異常値です。圧倒的なブランド力、ネットビジネスという特徴が重なり合った結果です。 ■ コラム 世界最高の投資家「ウォーレン・バフェット」氏は高営業利益率銘柄を好むそうです。 その理由のひとつに高営業利益率銘柄は不況に強いという特徴があります。低営業利益率銘柄はちょっとしたキッカケで赤字に転落してしまう恐れがあるのに対して、高営業利益率銘柄は利益が減ることはあっても赤字転落の可能性は極めて低いのです。 もちろん、バフェット氏の選ぶ高営業利益率銘柄は、「圧倒的なブランド力」「圧倒的な競争力」「高いコスト管理能力」に支えられ、永続的に高営業利益率を維持することができる銘柄のみです。
|