副収入の達人トップ > 株式投資 1億円への道 > 配当金の魅力と落とし穴
配当とは「企業が利益の一部を株主に分配すること」です。通常は年に1、2回の配当金が配られます。なお、配当を実施していない企業もあるので注意してください。 ■ 配当はどうすれば貰えるの? 決算期末の時点で株主名簿に名前が載っていれば貰うことができます。ただし、株の受渡しは約定日から4営業日後になるので、決算月の最終営業日を含む5営業日前が「配当を受取る権利」を得ることができる最終日ということになります。 また、実際に配当金を受取れるのは権利確定日から約3ヵ月後になります。 ■ 高配当銘柄とその魅力 配当利回り = 年間配当金 ÷ 株価 × 100 1株1000円の株に対して、年間20円の配当がつけば、配当利回りは2%になります。このような高配当銘柄は「毎年安定した配当金が期待できる」ことに加えて、「値下がりに対する抵抗力も高い」ので非常に魅力的な銘柄と言えます。 なぜ値下がりに対する抵抗力が高いのでしょうか? 株価1000円、配当20円の株が、500円まで下がったとします。このときの配当利回りは4%です。4%という配当は銀行金利や債権利回りと比較して非常に高いので「買い」の圧力が強くなります。 その結果、株価は妥当と思われる配当利回りの水準に戻るのです。 ■ 高配当銘柄の落とし穴 高配当銘柄として有名だった「ケンタッキー・フライド・チキン」は毎年200円の配当をおこなっていました。株価は2800円程度だったので、配当利回りはなんと!「7%」です。 しかし、この銘柄を安易には買えない理由がありました。それは「ケンタッキー・フライド・チキン」の1株あたりの利益は、2002年度は60円、2003年度は48円しかなかったためです。つまり、利益以上に配当金を支払っている状況だったのです。 案の定、2004年度の配当金は50円に下がりました。もちろん、発表と同時に株価も下がりました。 このように利益をともなわない高配当は「いつ配当が下がってもおかしくない」のです。そして、高配当を「ウリ」にしていた銘柄の配当金が下がるということは、株価も下がるということを意味しています。 ■ 配当は0円でも良い? 配当とは「企業から株主にお金が移動するだけ」のことです。 例えば、1株あたりの資本金が10000円の企業が、1000円の利益を稼ぎ、500円を配当したとします。すると、企業の資本金は10500円に増えて、株主へは500円が配当されます。 この企業が配当を1円も行わなかった場合はどうなるでしょうか? 企業の資本金は11000円に増えて、株主へは1円も配当されません。しかし、企業の所有する11000円は株主のものであるため株主の資産価値はどちらも全く差がありません。 実のところ配当金に対して税金がかかってしまうため、実質的な資産価値は前者の方が少なくなってしまうのですが・・・。 ■ 配当の割合の決め方 では、利益に対してどれぐらいの割合で配当をおこなうのが正しいのでしょうか? それは企業が留保した資金をどれだけ効率的に運用できるのか?によって変わってきます。例えばROE20%の企業は資本を年間20%増やしているので、全額留保が妥当な選択でしょう。 しかし、ROE3%の企業は資本を年間3%しか増やすことができないので、全額配当が妥当な選択だと思います。 ただし、実際には色々な要素が関連してくるので、このように単純な話ではありません。あくまで「ひとつの考え方」として覚えておいてください。 ■ ブッチャの配当に対する考え方 多くの企業は横並びの配当性向(利益に対して10〜20%程度)のため、特に配当利回りを意識することはありません。それよりも重視するのが配当の源泉となる利益です(PER重視)。 低PER銘柄を選べば自然に高配当銘柄を選んでいることになります。 また、PERが高いにも関わらず高配当利回りの銘柄は、必ず無理が生じているので手をだすことはありません。配当が高ければ気分的に嬉しいのですが、配当利回りのみで銘柄を選ぶことはないのです。
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